不動産鑑定士修習戦記ヨッチャム

鑑定及びデータサイエンスの勉強、並びに海岸に事務所を建てる

基本演習 第一段階(更地)に行ってきた~中編~

※前回「前半」と書きましたが、長くなっちゃって今回中編です。

実地調査は14時に終了し、評価に入っていく。
今回は、①対象不動産の確定~最有効使用の決定、②取引事例比較法、③開発法、の3段階に分け、それぞれグループ検討、ゼミ形式の発表会、講師の話という流れで進められた。

①対象不動産の確定~最有効使用の決定

今回は対象不動産が公園だし(去年の題材とはエリアも違いました)、コロコロしないし写真撮影禁止だしで、与えられた資料のみで評価せよとのこと。対象不動産の確定といっても、特に議論することはなかった。
なので、同一需給圏や近隣地域の範囲、標準的使用、最有効使用をどうするかについて話し合うことになったが、最有効使用も分譲マンションと想定されているような資料が与えられており、メインは近隣地域でしたね。

私の班は、近隣地域が対象不動産それ自体か否か、という議論がメインで、対象不動産自体でなければ標準的使用が戸建住宅になる?小さめの共同住宅の敷地?標準が戸建だと直接比準になるのでは?直接比準ってどうやってやるの?…みたいな流れで進んでいきましたが、隣の人がハチャメチャな陽キャで、講師が通りがかる度に捕まえて(関所かな??)、グループ検討中は8割以上講師と喋る時間みたいになってました。講師を適切に活用している。
講師は35班ほどに対して3名だったわけで、周りを見渡すと、うちみたくしょっちゅう捕まえてる班と、そうでない班に分かれていた感じですね。独占してごめんね。

発表フェーズでは、進行の方が「今日は4月21日なので…21班!笑」みたいに"こじつけ"で発表班を当てていくのが慣例(?)となっており、「大学かよ…」「次は何が来るんだ?足し算か?」などと、修習生一帯はザワザワしていました笑

例年、発表係、司会係・・・などと係を決めていたそうですが、今年は特に役割分担せず。
呼ばれた班は、自然とどなたかがマイクを持って、皆さん上手にお話されていました。どうなってるんだ。既に実務でお客様に説明してるような方たちなんですかね?
進行表にゼミ形式での発表とあったのに、「質問ある方いらっしゃいますか?」と言われても、発表班除いても130人いるはずの修習生は静まり返ってしまい(初っ端の班の発表がうまく出来すぎてるの困ります)、こういうときに何も質問が出ないということにある種の責任、謎のプレッシャーを感じてしまう私は、焦って何らかの質問をしました。

初日は、その後講師の話があり、終了。
統計学はこれから大事だよっと。昨年度、修習eラーニングと大学でちょっと勉強したのですが、言ってることがちょっとわかるくらいで、自分で自在に分析するところまでいってないです。

終了後は、家庭の事情ですぐ帰らないと、という受験生時代からの友人と2人でお茶するつもりで一階まで降りたところ、なぜか人が増えており笑、8名でプロントに飲みに行きました。
1時間程度で離脱し、別途約束していた受験生からの勉強会グループのオフ会。数年の付き合いで度々ZOOMなどで顔を合わせていましたが、実際会うのは一人を除き初めてで、不思議な気分。ZOOMで勉強しているときは、まさかこんなに長く深く続く付き合いになるとは思ってもみませんでした。

(続)
長くなった。次で終わります。